Emby メディサーバーの起動と終了2017年02月22日 19:48

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Embyを使ったメディサーバーですが本来サーバーなので常時通電が普通ですが電気代がもったいないので常時電源オフとしています。
そこでGuestユーザーさんにはサーバーを起動していただき、その後Embyアプリでコンテンツの再生を行ってもらいます。
PCの遠隔起動は色々な方法がありますがどのデバイスでも簡単にできるように汎用のWOLを実装しました。当方のブロードバンドルーターはNTTのRT-500MIです。このルーターにはマジックパケットを中継する機能があります。指定のUDPポート宛てにマジックパケットを送れば起動します。RT-500MIのWifi機能でも動作しますのでサーバーにNECのAtermをつないで子機モード(LANコンバータ)で働かせています。
これでルーター越えの遠隔起動が可能になりました。

クライアントの方には無料のWOLアプリを導入します。
まずWindows用のWOLソフトWake on LAN for Windowsの使い方です。
こちらからダウンロードします。ページの真ん中あたりにあるWinWol v208.zipをクリックします。

ダウンロードしたWinWol v208.zipをダブルクリックして出てきたWinWol_v208というフォルダーをデスクトップにコピーします。
そのフォルダーを開きます。

光っている電球のアイコンをダブルクリックします。

編集から追加をクリックします。

設定画面が出ます。


上2行は適当、IPアドレスとMACアドレスに指定の値を入力します。

OKを押します。新しい行が追加されました。

このままでは起動しません。
ここまでの設定はサーバーと同じLAN内からWOLで起動する場合の設定です。ルーターを超えた外からのWOLの設定はオプションで設定を追加します。まず追加した行をクリックして選択します。

ツールからオプションをクリックします。

オプションの設定画面がでます。その中のパケット宛先ポート番号を7から指定値に書き換えOKを押します。

設定は終わりです。起動はEmby Wolの行を選択した後ツールから起動(Non Broadcast)(B)をクリックします。念のため2、3回クリックします。これで起動します。


次はAndroidタブレットの場合です。
Play ストアからWol Wake on Lan Wanを検索してインストールします。

インストールしたら起動します。画面中央にあるAdd Newをクリックします。

このような画面になります。(実際は下半分にキーボードが現れます。)

必要なところだけ入力します

Saveすると次回から起動した画面にEmby WOLが現れます。

それをクリックすると起動します。念のため2、3回クリックしておきます。

次はiPadです。
App ストアからRemoteBoot WOLを検索してインストールします。

RemotoBoot を起動したら、Nameに適当な名前(Emby WOL)を入れて、MAC Address、IP Address、Target Portに指定の値を入力します。

一番下のBootをクリックすれば起動します。念のため2、3回クリックしておきます。


これで起動すると20秒ほどでEmbyサーバーは起動します。運が悪いと1分くらいかかる時もあります。

Guestユーザーにサーバーの起動をさせたのですが終了は難しいです。なぜなら起動したユーザーには他のユーザーがアクセスしているか分からないからです。勝手に切ってしまうと他のユーザーは突然のハングアップに遭遇してしまいます。
そのためサーバーが全ユーザーが再生を終了したことを判断して自分でダウンするしかありません。

サーバーと言っても専用機ではありません。そんなお金も設置スペースもありません。私のメインのPCでもあります。それも両立させるソフトが必要です。既製のソフトを色々探しましたが条件に合うものがありません。
サーバーはWindowsなのでこの際自分で作ることとします。
続きは次回

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