12V4Aステップ・ダウン・チョッパ方式スイッチング電源の製作2016年05月16日 13:03

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ひょんなことからAG-B640という電源装置をジャンクで入手しました。ビデオカメラの電源です。定格は12V-4A。
またカメラに取り付けるバッテリーの充電端子も2系統あります。カメラ電源とチャージャーは排他使用です。写真↓



正常に動作するはずはないなと思いつつ調べたら案の定でした。電圧は14.6V出ています。3A流すと2Vくらいドロップします。前に使っていた人がドロップして12Vになるように電圧を上げたのではないかと想像しています。
早速TL494のデータシートに従ってこの電源を改造しました。

いい塩梅にチャージ用の端子のところに陸型ターミナルを付ければ使い勝手が良くなります。フロントパネルにはLEDが4つあるので色々使えます。同じくチャージとDC出力の切り替えスイッチがありますのでこのスイッチを使って電圧計を電流計に切り替えるようにしました。
既設部品を極力使えるように設計しました。足りない分だけ秋月電子から購入します。デジタル電圧計は購入すると2線式(電源と測定端が同じ)です。今回は電流も図りたいので3線式に改造します。
電流検出アンプはLT6106です。検出抵抗は10mΩ1%です。入力側抵抗は100Ω0.5%出力側抵抗は10kΩ1%としました。これで1Aが1Vになります。
もともとの回路にはサーキットプロテクタが付いていましたのでそのまま使用しますが、TL494は比較器が二つあり過電流保護回路を使えます。念のため5Aの保護回路を付けました。







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